子育て費用

小学校受験の費用はいくらかかる? メリット・デメリットは?

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赤ちゃんから幼児になった子どもを見ていると、

「付き合う友達や環境に染まりやすい」

ということを痛感します。

子供には良い環境を与えたいと思いますよね。

習い事などと並行して、「小学校受験」が気になっているママも多いのではないでしょうか。

もし「小学校受験をしよう!」と決めたら、どのように準備をしていけばよいのでしょうか?
小学校受験に必要な流れや、小学校受験準備としてかかってくる費用についてまとめていきます。

小学校受験

小学校受験とは

小学校受験とは、国立や私立の小学校を受験することを指します。

まずは小学校受験の流れを紹介します。

  • 志望校選び
  • 受験までの流れ
  • 小学校受験の内容

志望校選び

志望校の選び方は、

  • 校風が子どもの性格と合っているか
  • どのような子に育てていきたいかという家庭の方針

などがポイントとなってきます。

他にも

  • 通学時間
  • 中学受験が主流の学校なのかどうか
  • 給食の有無
  • 宗教の有無
  • 学内に学童保育があるか
  • 学費

などを考慮して総合的にどこの小学校を受験するのかを決めていきましょう。

受験までの流れ

5月頃から学校説明会が始まりますが、人気のある学校は4月から予約を開始して、すぐにいっぱいになってしまいます。

第一志望の学校はもちろんのこと、参加できる説明会はなるべく参加するようにして、国私立小学校受験のイメージを掴んでいくためにも、ホームページなどをこまめにチェックして情報を逃さないようにしていきましょう。

準備という面で考えると、年中までには志望校を決めておくといいとされています。
なぜなら新年長すなわち年中の秋からの1年間は、志望校への合格へと本格的に準備できるようにしたいからです。

幼児は一度できたこともまた忘れてできなくなります。
それを「何回言ったらわかるの!」と言いたくなるのを飲み込んで根気よく繰り返す必要があります。

そして頭で考えて動ける年齢ではないので足切りされるような言動を慎むよう習慣にしていかねばなりません。
その一方で、その子の長所や自己肯定感は伸ばしていきたいのです。

小学校受験のために子どもの長所を伸ばす

なんとも難しい話に聞こえます。
しかし小学校受験は親を見るとも言われているように、親が多くのことを学ばなければならないのが小学校受験なのです。

小学校によっては、同じく5月くらいから公開授業や体験授業などを行っているところもあります。
秋頃の願書提出の時期が近づくと、その前に入試説明会を行っている学校もあります。

他にも公開行事として運動会や音楽発表会の見学などもできることが多いので、積極的に参加をしていくと、入学後の雰囲気を掴んでおくといいでしょう。

そして9月頃より願書の配布が始まって10月頃に願書を提出、10月下旬~下旬くらいに小学校受験の本番を迎えます。
東京都の私立小学校は主に11月上旬です。
受験票が届かないと受験の日程がわからない学校も多いので、中には午前中受験した後急いで移動して、午後も受けるということもあります。

小学校受験の内容

気になる小学校受験の内容ですが、

  • 筆記試験(ペーパー)
  • 口頭試験
  • 運動
  • 絵画や制作
  • 集団行動
  • 生活習慣
  • 親子面接

といったものがあります。

具体的には、

  • お話を聞いてその内容の質問に答える
  • 集団で先生の指示に沿って走ったりジャンプする
  • 協力してボールを転がす
  • 時計の時間を聞かれる
  • 好きな鳥を作ってお友達と遊ぶ
  • 夏の思い出を絵にする
  • 置かれているスモッグを着て遊び、また脱ぐ
  • 遊んだあとテーブルを布巾で拭く

など、簡単そうに思えますが、これらを通して「どんな子どもか」を見られます。
中学校や高校受験のように点数が合否を左右するわけではありません。

小学校受験のポイントはコミュニケーション

小学校受験において重要となるポイントは、慣れない場所や相手でもきちんと受け答えができることや、相手の話をしっかり聞いてから行動したり、自分の考えを言えること、身の回りのことは自分でやれること、などが挙げられます。

また、いわゆる「名門校」が重視するのは「家庭環境」と言われますが、これは親が大企業に勤めているとか卒業生だとかそういうことのみではなく、普段から親がどんな接し方で子育てをしているのか、を小学校受験では見られます。

小学校受験にかかる費用

小学校受験にかかる費用は、小学校受験に向けてどのくらい幼児教室などで勉強をするかによって大きく異なってきます。

  • 幼児教室に通うかどうかで大きく異なる受験費用
  • 受験費用

幼児教室に通うかどうかで大きく異なる受験費用

幼児教室に受験対策で通うと、月10万円程かかるとも言われています。
年長の例ですが、基本の月謝が6万円、絵画工作対策1万円、体操対策1万円、行動観察1万円、模試に1~2万円といった内容です。
これに春期講習、GW講習、夏期講習などが別途かかってきます。直前対策で10~20万とかかるところもあります。

もちろん幼児教室などに通わず自宅で準備すれば、この費用は必要ないことになります。
本屋などで市販されている受験対策本で挑むという選択肢もあります。
首都圏では少数派になりますが、幼児教室に通わずに小学校受験に合格する子もいます。

小学校受験と幼児教室

しかし、そういう子でも通常の習い事に加え、公園で逆上がりの練習をしたり、自宅で箸使いの練習をするなど、「なんの努力も無しに」合格を勝ち取っているわけではありません。
定員割れを起こしている小学校でもない限りは、親が小学校受験を意識せずして合格することは難しいといえます。

倍率が高い小学校ともなると、線を踏むか踏まないかなど「え、そんなことで?」というところで「足切り」されてしまうケースもあります。
人気校を受験するのであれば、幼児教室は必須と考えた方が良いでしょう。

なかにはリーズナブルな教室もありますが、そのかわり家での課題をたくさん出されたり、願書のアドバイスは月謝に入っていなかったり、それぞれです。

受験費用

国立小学校だと1校3300円、私立小学校だと1校2~3万円が主流です。

他にも面接用の服やスリッパ、靴、バッグなどを家族全員分用意するなど細かい費用も必要となってきます。
説明会や体験授業に行くことを考えると、春夏物に洋服もそれぞれ必要になります。

子どものワンピースやジャケットも各1~3万円と高価ですが、お下がりをいただければ十分とも言えます。
最近はフリマサイトでも受験向けの洋服や受験用品が多く出回っているので、早めに準備していくと抑えられる費用になりそうです。

小学校受験の費用のひとつ服装

また、雨の日のために黒や紺のレインコートや長靴を用意する家庭もあります。
11月であればまだコートはいらないだろうと用意しない家庭も多いですが、面接の順番を待つのが外で、寒い雨の中待たされてすっかり冷え切ってしまったという話も聞きます。

小学校受験ではいかに子どものコンディションを整え、当日いつも通りにできるかにかかっています。
「こんなはずじゃなかった、では済まされない」と、準備に余念のない親御さんも多いようです。

小学校受験にかかる費用は家庭によって異なります。
準備期間が長いほど、受験対策で行う習い事の数が多いほど費用は高くなってきます。

そしてめでたく入学した後も、授業料はもちろんのこと寄付金や課外レッスン、補習もしくは中学受験に向けた塾など経費がかかるので、中長期的な資金計画が必要です。

これらのことを踏まえつつどのように受験対策を行っていくかを決めていきましょう。

小学校受験をするメリット・デメリット

小学校受験をするメリット

幼児期はたくさんのことを柔軟に吸収するスポンジのようなものです。
この時期に好奇心を伸ばすような良い刺激を与えてあげると飛躍的に能力が伸びることがわかっています。

また、小学校受験を通して家族が団結してがんばる体験は、小学生以降の家庭環境にもプラスになります。
適切な関わりをしていければ、子供の潜在能力を引き出してくことも可能ですし、「本当に好きな事」に出会えることもあります。

小学校受験のためではありますが、策にばかり走らず、子どもに寄り添った方法で小学校受験準備を進めればメリットはたくさんあるのです。

小学校受験をするデメリット

努力が報われず第一志望に不合格になることもあります。
当日電車を乗り間違えたり、受験票を忘れたり、悔やんでも悔やみきれないような理由で不合格になることもあれば、「どうしてダメなのか全くわからない!」と解せないこともあるでしょう。

デメリットがあるとすれば、こんな時親が落ち込むことです。
親が落ち込めば、子供も落ち込み、小さな心は傷つきます。
「ママやパパの期待に応えられなかった自分」と解釈してしまう可能性があります。

小学校受験で不合格をいただけば、

      • かけたお金がむだになった
      • うちの子は本番に弱いのか
      • 今までの苦労は何だったのか

などと落ち込んでしまうかもしれませんが、小学校受験で人生が決まるわけではありません。

小学校受験の一番のデメリットは、かけたお金や親の労力などよりも、「親の対応によっては子供が自信を失うことがある」ということです。
ベストを尽くした結果なら、家族で今までの道のりを称えあい、こどもが頑張った点を認めてあげようという心意気で臨みましょう。

私立小学校に通うメリット・デメリット

私立小学校に通うメリット

一般的に公立の小学校では1学級に1人の先生が全ての教科を教えるのが通常です。
対して私立小学校の場合は、教科ごとの専科制を設けているところも多いです。

英語の授業は英語専門の日本人の先生とネイティブの先生のペアで授業が進行したり、道徳の授業は校長先生自ら指導をするような学校もあります。

このようにその分野の専門家が授業を行うので、工夫を凝らした授業展開が可能で、子どもたちの理解度にも期待が持てます。

私立小学校の授業は?

ちなみに国立小学校は、私立ほど学校側の面倒見が良いとはいえないのですが、バランスの取れたハイレベルな子どもたちが多いので、その中で過ごせるということはメリットです。

そして学費が安いのに、先進的な教育を受ける機会や採算度外視の体験ができることもあります。
また、国立小学校の場合、内部進学の基準がかなり厳しいことが多いので、子どもたちも一所懸命勉強します。

私立小学校に進むデメリット

まず1番に挙げられるのは授業料が掛かることです。
小学校は6年間あり、文部科学省の調査では年間の費用平均は約152万円かかるとされています。
単純計算でも、小学校6年間で912万円です。

これに習い事や交際費などが入ってくると、1000万円は簡単に超えてきます。
高級外車が買える金額ですね。

もう一つは通学時間です。
歩ける距離の公立小学校に対し、私立小学校はバスや電車などを使用して通学しなければならない場合が多く、下校後に友達と遊べない可能性もあります。
事件や事故に巻き込まれる心配も膨らみます。

まとめ

小学校受験の流れや費用などについてまとめてきました。

小学校受験とは国立や私立の小学校を受験することを指しますが、「お受験」と呼ばれることがあります。
「お受験」と、どことなく揶揄しているような表現をされる理由はなんでしょうか?

一昔前は子どもの数が多く、全体の子どもの数に比べて小学校受験をする子どもの比率は低いものでした。
「特殊な人たちが選ぶ道」というイメージがあったのかもしれません。

また、「自由奔放な幼児を無理に椅子に座らせるなんてかわいそう。小学校受験は親のエゴ」と小学校受験を敬遠する人もいます。

たしかに、その子の個性によっては避けたほうがいいこともあります。
まじめに子どものことを考えてくれる教室では、小学校受験をやめてもいいのではないかと言ってくれるところもあります。

ですが、小学校受験には多くのメリットも存在します。

私立小学校のメリット

私立小学校に進むと通学時間が長くなってしまうことや授業料が発生してしまうことなどから、まだまだ小学校受験をする家庭は多くはありません。
一方で私立小学校には特色があり、授業を先生が熱意を持って工夫しているところが多いです。

我が子には何が、どこが適しているのかを模索しながら考えていきましょう。

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